放射線技師

清恵会病院 診療放射線技師

診療放射線技師として

 診療放射線技師とは、現在の医療では診断に必要不可欠なX線撮影、CT、MRIなど数多くの画像を撮影する技師のことです。患者さん一人ひとりに対して適切に、また負担を少なくするよう迅速に対応し、安心していただけるようコミュニケーションをとりながら、診断に役立つ画像を撮影しています。 日本では男性の仕事であるという認識が多い中、私たち女性技師はその特性を生かして女性の患者さんの気持ちにも細やかに配慮するよう努めています。
放射線技師の仕事内容はたくさんありますが、CTやMRI等それぞれ専門認定というものがあり、その資格を取るべく日々努力している技師が大勢いることに驚きました。
私も乳房撮影専門技師の認定を取得し、以来5年更新で認定を維持しています。

国家資格を取ったら終りではなく、医療は日々進歩していることと並行して放射線分野もどんどん新しい装置が開発されています。そのため我々技師も常々勉強し、患者様のため努力を続けることが必要だと感じています。

「放射線技師は冷たいイメージがある。」いろんな方からそういわれることが多々ありました。技師側からすると何十人もの患者さんと接し仕事をしますが、患者さんにとってみれば一度きりの検査。不安を抱えて病院に来院し、検査を受けられます。その不安を取り除くのも私たちの役目ではないかと思います。検査に対する十分な説明とやさしい言葉使い。検査終了後の「おつかれさまでした」とねぎらう心も技術の一つだと思います。