総合リハビリテーションセンター

清恵会三宝病院は清恵会が昭和50年代はじめに先駆的に取り組んだ透析とリハビリテーションを集大成し2004年11月に医療療養型病床240床、回復期リハビリテーション病棟60床の複合型慢性機能病院として開院致しました。その後、同法人の清恵会病院へ60床を移し、2017年4月から医療療養型病床は180床となっています。

当院は脳血管疾患等リハビリ(l)、運動器リハビリ(l)の許可施設で全例に治療開始時から日常生活動作(ADL)評価法のFIMを用いてリハビリテーションの効果判定を行っています。

当院リハビリテーション部は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、アシスタントのスタッフで、患者様の一日も早い機能回復をお手伝いさせていただくために、リハビリ治療に従事しております。

回復期リハビリテーション病棟には内科専門医、脳神経外科専門医をはじめ内科医師、整形外科認定医が常勤しており、担当医を中心に看護師、医療福祉相談員、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のチームで週4回のケースカンファレンスが開かれ患者様の状態や目標について検討し在宅復帰を目指しています。

特に、中心となる回復期リハビリテーション病棟では早期の歩行やADLの自立を目的とした運動機能訓練、実用歩行訓練、ADL訓練、高次脳機能訓練、嚥下・摂食訓練を実施しております。平日、休日にかかわらず365日、訓練を受けて頂けます。また、早期に病棟でのADLを自立して頂く目的で、病棟ADL訓練にも積極的に取組んでいます。

理学療法科

理学療法には疼痛の緩和などを目的とし物理的手段を用いておこなう物理療法と、運動機能・動作能力の回復を目的として理学療法士が1対1でおこなう運動療法があります。
脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患や転倒・転落による脊髄損傷、骨関節疾患や交通事故などによる多発外傷後の運動障害の患者様を対象に、機能回復訓練を1対1で提供しています。

当院では、種々の物理療法機器、訓練機器を設置することで、患者様一人一人の状態に合わせて治療方法、環境を選択しよりよい環境下で訓練が提供できるように心掛けています。

作業療法科

「どなたにも居心地の良いオープンな空間創りを目指しています」

約135㎡のゆったりとした広さの作業療法室は、身体機能に必要な各種の治療器具と日常生活活動、家事活動、職業前活動など幅広い領域での活動訓練、動作訓練が可能な設備を備えています。特定の治療形態、訓練技術に偏ることなく、各種の技術の中からその方に合う適切な技術を提供しています。また、食事や着替え、トイレ、お風呂、調理、掃除、洗濯、書字、パソコン操作など、実践的応用動作の訓練も行なっており日常生活活動の再獲得を援助しています。

私たち作業療法士は、患者様、ご家族様とご相談しながら治療、訓練をすすめることによって、「ともに新しい生活に向き合いたい」と考えています。皆様に「居心地が良い」と感じていただける空間を目指しています。ぜひ一度見学にお越しください。

言語療法科

言語聴覚士は、構音障害や失語症、嚥下障害の患者様を対象に訓練を行っています。 言語療法は主に個室にて訓練を行います。

嚥下障害とは、脳の損傷により、食べ物や飲み物をうまく飲み込めなくなった状態のことをいいます。 嚥下障害の訓練方法は患者様の状態によって様々ですが、口の体操や、のどのマッサージ、飲み込みの訓練などを行い、より安全に食べていただけるよう援助しています。

私たち言語聴覚士は、構音障害や失語症によりコミュニケーションが難しくなった患者様に対しても訓練、指導を行います。口の体操などにより筋力を鍛える訓練や、絵カードなどを使い、脳の機能を活性化させる訓練を行います。患者様の日常生活において、どのようなコミュニケーション手段が有効か考えていきます。

平成29年度スタッフ数

理学療法士  18名
作業療法士  15名
言語聴覚士  5名
アシスタント  1名
合計  39名

平成28年度 回復期病棟のリハビリ治療実施症例数

脳血管疾患 71例
(脳梗塞 30例、脳出血 12例、クモ膜下出血 7例、脳挫傷 4例、硬膜下血腫 4例、脊髄損傷 9例、その他 5例)
運動器疾患 104例
(大腿骨頸部・転子部骨折 50例、大腿骨顆上骨折 4例、脊椎圧迫骨折・椎体骨折 30例、その他骨折等 20例)
廃用症候群 51例
(肺炎後 14例、外科手術後 10例、その他 27例)
合計 226例(男性:86例 女性:140例)
平均在院期間 81.6日
在宅復帰率 64.6 %