清恵会三宝病院 回復期リハビリテーション病棟
10年ほど前に清恵会グループで看護師として働いていましたが、結婚を機に退職して堺市を離れ、引越しした先の急性期病院で6年間努めました。急性期病院でも高齢の患者様は多く、入院治療でADL(日常の生活動作)が低下する方が大半です。患者様が早く元の生活に戻れるようじっくり看護したいと思うものの、緊急を要する患者様が次々と搬送されてくる急性期病院ではそれもままならず、業務に追われる毎日でした。そんな中、清恵会にいた頃のことを思い出し、「また回復期リハビリテーションの看護がしたい」という思いが次第に強くなりました。
回復期リハビリテーションは、いわば患者様の治癒過程の中間地点であり、患者様のその後の生活を左右する重要な役割を担います。疾患などにより、失われた機能をいかに回復させるための看護ができるか。それが、清恵会で私が日々学んでいたことでした。そして、2014年の4月、私は清恵会三宝病院に戻ってきたのです。
病棟では、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士など、他職種とのカンファレンス(会議)の機会も多く、また常駐している療法士もいるため、患者様に何か問題などがあれば、その都度ディスカッションができます。患者様は病棟生活で実践的なリハビリに励み、病棟は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間が流れています。
私は今、リーダー業務や新人看護師を教育する仕事も担っていますが、三宝病院は、私がいた頃よりさらに看護が確立されていて、私自身もまた新たに学ぶことがたくさんあります。今後は、各種の資格取得も目指しながら、しっかりと患者様に寄り添っていきたいと思っています。