看護師

清恵会三宝病院  人工透析センター

看護師と臨床工学技士、2つの視点で

清恵会三宝病院の人工透析センターに所属しています。

透析療法は血液を体外循環し、浄化する治療法です。1回の治療に要する時間は4時間強ですが、血液の浄化は機械が行いますので、私たちはその間、患者様とコミュニケーションを取りながら血圧測定や顔色の確認、体調に異変がないかを見守ります。機械を使用しますので、そのエキスパートである臨床工学技士と力を合わせて治療を行います。透析室にはたくさんの医療機器が並び、一見、物々しく感じるかもしれませんが、雰囲気は明るいですよ。

看護師になろうと思ったきっかけは、多くの看護師がそうであるように私も「人を助けたい」という気持ちからです。そんな思いもあり、大学病院で臓器移殖や再生医療の分野での経験を経て、現在透析医療に携わっています。看護師は、多くのことができる職種だと思います。清恵会グループは、急性期医療から慢性期医療まで幅広く対応している医療機関ですから、これからもさまざまな分野に挑戦して、患者様の役にたちたい、患者様を助けたい、と考えています。

また、私は看護師であると同時に臨床工学技士でもあります。患者様に看護師と臨床工学技士との両方の側面から話ができ、異なる2つの視点で患者様を看(み)ることにより、患者様をより深く理解し、より良い診療につなげることができると信じています。

自分の行った看護に対して患者様から感謝の言葉を頂戴したときの喜びは何物にも変えられません。心と心が通じ合えたと実感するとき、看護師で良かったなと思います。