学院教員
医療専門学院 看護学科教員
学生の成長が喜びになります。
卒業後、臨床で12年看護師として働いてきましたが、親の介護をきっかけに日勤勤務を考えていた頃、上司の薦めもあり看護学校の教員にかわりました。熱い情熱をもっていたわけではないのですが、悪戦苦闘しながら10年以上が経過しました。教員同士お互いを労わりながら(教務室も高齢化してきているので)、担任だけでなく全教員で学生を育てる方針で連携をとっています。
学生とは、一人一人と向き合うことを心がけています。社会性の未熟な学生だからこそ、規律には厳しく、できたことは褒め、自律した社会人への基礎力が身につけられるよう、自分自身も律しながら関わっています。
「ゆとり教育」や「今どきの若者」像とマイナス的なイメージも多いですが、可能性を秘めた学生は多いです。確かに、社会性に乏しく、倫理観に欠ける部分もありますが、生活体験が乏しいため、何が良いのか、悪いのかなど、体験し学ぶ機会が少なかったからだと思います。そういう意味では、多くの経験による伸び幅は大きいということではないでしょうか。
また、若い学生達の感覚には驚かされることが多いです。「昔は」という文化は、今の学生には全く通用せず、お互い違う時代を生きてきた者同士、価値観の共感をしていかなければならないですね。
日々、悩みながら苦労することが多いですが、長い目で学生を見守り、学生自身で変容していく姿を見るとやりがいを感じ、成長が喜びになります。
「やってみて、いってきかせて、やらせてきて、誉めてやらねば、人は動じず」がモットーです。