総合リハビリテーションセンター

  1. リハビリ概要
  2. 回復期リハビリ
  3. 療養リハビリ
  4. リハビリテーション機器の紹介
  5. 摂食嚥下障害のリハビリテーション

リハビリ概要

当院リハビリテーション部は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、アシスタントのスタッフで患者様の一日も早い機能回復をお手伝いさせていただくために、リハビリ治療に従事しております。

リハビリスタッフ

理学療法士:21名 
作業療法士:23名 
言語聴覚士:7名 
アシスタント:2名

リハビリスタッフ

対象病棟

療養型病床(透析病床を含む180床)/ 回復期リハビリ病棟(60床)

施設基準

回復期リハビリテーション病棟入院料1
総合リハビリテーション 脳血管疾患等リハビリ(Ⅰ)・運動器リハビリ(Ⅰ)

リハビリ診療時間

回復期リハビリ療養リハビリ外来リハビリ
時間帯午前午後午前午後午前午後
診療時間9:10
~12:00
13:00
~17:30
9:10
~12:00
13:00
~17:30
9:10
~12:00
13:00
~17:30
〇*1〇*1〇*2〇*2〇*3×
〇*1〇*1〇*2〇*2〇*3×
〇*1〇*1〇*2〇*2〇*3×
〇*1〇*1〇*2〇*2〇*3×
〇*1〇*1〇*2〇*2〇*3×
〇*1〇*1〇*2〇*2〇*3×
〇*1〇*1××××

*1:平日は理学・作業・(言語)が平均でも6単位程度リハビリを行い、日曜祝日は2単位程度は必ずリハビリを実施します。
*2:患者様の病状含め主治医と相談しリハビリは平均2単位~、頻度を週3日~で決定し実施します。また、透析患者様は非透析日を中心に2単位、週3日~で対応します。
*3:理学・作業・言語のリハビリを週1~2回実施します。

回復期リハビリ
時間帯午前午後
診療時間9:10~12:0013:00~17:30
〇*1〇*1
〇*1〇*1
〇*1〇*1
〇*1〇*1
〇*1〇*1
〇*1〇*1
〇*1〇*1

*1:平日は理学・作業・(言語)が平均でも6単位程度リハビリを行い、日曜祝日は2単位程度は必ずリハビリを実施します。

療養リハビリ
時間帯午前午後
診療時間9:10~12:0013:00~17:30
〇*2〇*2
〇*2〇*2
〇*2〇*2
〇*2〇*2
〇*2〇*2
〇*2〇*2
××

*2:患者様の病状含め主治医と相談しリハビリは平均2単位~、頻度を週3日~で決定し実施します。また、透析患者様は非透析日を中心に2単位、週3日~で対応します。

外来リハビリ
時間帯午前午後
診療時間9:10~12:0013:00~17:30
〇*3×
〇*3×
〇*3×
〇*3×
〇*3×
〇*3×
××

*3:理学・作業・言語のリハビリを週1~2回実施します。

リハビリテーションセンターの様子

リハビリテーションセンター内の写真
リハビリセンター内リハビリセンター内
理学療法・作業療法・言語療法の写真
理学療法作業療法言語療法
運動療法の雰囲気(関節可動域練習・筋力増強訓練など)
運動療法の雰囲気
動作練習(歩行・階段・入浴・調理・VF等)
動作練習動作練習
物理療法(IVES・超音波・歩行アシスト・長下肢装具・HHD)
物理療法物理療法
他(STEF・言語練習等)
その他リハビリ

回復期リハビリ

回復期リハビリ病棟とは、急性期を脱して、主に日常生活動作能力の向上と在宅復帰を目的としたリハビリを集中的に行うための病棟です。マンツーマンで行うリハビリだけでなく、患者様同士で集まって練習を行っています。また、ご家族様・職員間で情報共有し、早い時期からの退院支援訪問を行い、在宅復帰に向けて取り組んでいます。

【回復期リハビリの取り組み】

365日リハビリ

日・祝も休まずリハビリを行います。

カンファレンス

月1回はスタッフ間で患者様の身体状況や社会的情報を収集し目標を決定、共有しています。

退院支援訪問

入院早期よりご自宅への訪問を検討し、適切な時期にご自宅へ伺います。自宅での動作や家屋構造を確認し、必要に応じて住宅改修や福祉用具の提案、介護サービスを提案します。

集団起立練習

週3回、主治医と相談して行える患者様同士集まって起立着座練習を実施し、下肢筋力や活動量向上を促し動作能力向上を図ります。

集団起立練習集団起立練習

病棟ADL練習

病棟スタッフがリハビリスタッフと相談し、患者様に合わせた病棟ADL練習を実施したり。動作方法の統一を行い過介助の予防、動作能力向上を図っています。

総合リハビリの勉強会・合同勉強会

総合リハビリ内での知識・技術向上のために勉強会は勿論ですが、病棟スタッフとリハビリスタッフが年に3回、合同で勉強会を実施し、知識や技術の共有を行っています。

合同勉強会合同勉強会合同勉強会

通所デイケアや訪問リハビリスタッフとの情報共有

必要に応じて、当院の通所デイケアや訪問リハビリスタッフが入院リハビリの見学や自宅訪問も同行し、入院中から患者様の情報共有や退院支援を一緒に行っています。退院後も安全に生活が送れるように引き継いでいます。

デイの様子デイの様子

療養病床リハビリ

重篤な患者様、透析をされている患者様、ターミナルの患者様など、様々な病状に合わせてリハビリを提供いたします。

【療養リハビリの取り組み】

・各専門職が集まって話し合いを行い、多職種協同で治療方針を立案します。
・自宅退院を目指す方にはご自宅へ訪問し家屋環境の調査を行います。
・床ずれ防止のため、適切なポジショニングを提案しています。
・療養リハビリについての学会発表を積極的に行っています。
 (感染状況を鑑みて学会発表は自粛中)

リハビリテーション機器の紹介

質の高いリハビリテーションを提供できるように最新のリハビリ機器を導入しています。

上肢リハビリ装置『CoCoroe AR2』

初めて受診される方へ

脳血管や脳出血、脊髄疾患などによる手の運動まひの患者さまに使用します。手の重みをワイヤーで免荷し、運動に合わせて電気・振動刺激を入れながら筋肉の運動を促通する機器です。適切な負荷量のもと、反復運動を行うことで機能の改善を図ります。

密着型歩行支援ロボット『Re Gait』

初めて受診される方へ

足底にあるセンサーが体重移動を感知し、モーターの駆動によって適切なタイミングで足首の上げ下げ運動を補助します。 脳梗塞、脳出血などの運動まひによる歩行の問題に対して、歩行に必要な足首の運動をサポートすることで、正常な歩行の再学習を促すことができるリハビリ機器です。

初めて受診される方へ

免荷式歩行リフト『POPO』

初めて受診される方へ

サスペンションで40kgまで体重を免荷することが可能で、転倒リスクを大幅に軽減したなかで歩行練習ができる歩行器です。 足への負担からなかなか歩行距離が延びなかった患者さまや、これまでセラピスト1人では介助量が多く歩行練習できなかった患者さまなどの歩行練習に活用できます。

随意運動介助型電気刺激装置『IVES』

デイの様子デイの様子

運動まひによって動きにくくなった手・足の筋肉の動きを電気刺激でアシストするリハビリ機器です。筋肉に伝わる信号を拾い、その信号を基にした電気刺激を与えることができるため、患者さまの動きに同期した自然な運動で、運動まひや筋力の改善を図ることができます。

超音波治療器『イトー UST-770』

初めて受診される方へ

ホットパックや遠赤外線など体表面を温める方法では、体の深部まで温めることはできませんが、超音波で生体組織に照射される熱は、深部の組織まで到達し立体的に温めることができます。超音波の振動による温熱作用により血流の改善・増大、痛みの緩和、 組織の柔軟性の向上に効果が期待できます。

『Power Plate』

初めて受診される方へ

加速度トレーニング理論に基づいた機器です。上下・前後・左右の三次元振動刺激により筋肉に対して負荷をかけることができ、「筋力増強」 「ストレッチ」 「マッサージリラクゼーション」の効果が期待されます。 軽い負荷、短い時間で大きな効果を得ることができるため、ご高齢の方にも、筋力増強や柔軟性の改善を目的として使用できます。

初めて受診される方へ

摂食嚥下障害のリハビリテーション

摂食障害に対する評価や訓練

当院では脳血管疾患等によって食べ物・飲み物が上手く飲み込めなくなる嚥下障害に対して、言語聴覚士がリハビリテーションを実施しています。
食べる為に必要な筋力(舌・口唇・頬)の強化、誤嚥してしまった時に食物を吐き出す練習を行います。

嚥下障害を精査するためには嚥下造影検査(以下、VF検査)が重要となります。造影剤を混ぜた検査食を使用し、エックス線を通して食物の流れを視覚的に観察します。
口や喉に食物が溜まっていないか、誤嚥の有無、食事の形態や食事時の姿勢を評価して、口から食べることの練習方法や方針を決定します。

実際のVF検査をしている様子検査食

『口から食べられること』を大切にしています

患者さんの声

おかげさまで毎日おいしくご飯が食べられています。食べる幸せをとり戻せました。 【70代男性】
急に食べることができなくなって、ショックでした。でも、リハビリの先生にも励ましてもらって、また食べられるようになった時は、本当にうれしかった。  【80代女性】
とろみのあるお茶でも美味しかった。口から食べられて飲めるということは大事と思った。 【80代男性】