専門医療センターリウマチ骨粗しょう症センター

センターの特徴
関節リウマチと骨粗鬆症は、深く関係しています。リウマチによる炎症は骨を弱らせ、骨粗鬆症を進行させる原因になります。
当センターでは、これらの疾患を早期診断から治療、そして予防までをトータルでサポートするために設立されました。
もちろん、「リウマチのみ」「骨粗鬆症のみ」の治療やご相談にも専門的に対応しております。どうぞ安心してお越しください。
- 完全予約制
- 初回受診時は紹介状(診療情報提供書)をご持参ください
当センターでの治療をご希望の方は、かかりつけ医からの紹介状が必要になります。
まずは現在治療を受けているかかりつけ医に清恵会病院リウマチ骨粗しょう症センターでの治療を希望する旨をお伝えください。
※当院がかかりつけの場合は、主治医にご相談ください。
関節リウマチ
主な症状
関節リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起こり、放っておくと関節の変形が進んでしまう病気です。初期の段階で病気に気づき、早期に専門医の治療を開始することが極めて重要です。
リウマチの代表的な5大症状
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1朝のこわばり
起床後、手が開きにくいなど体がスムーズに動かない状態が30分以上続き、体を動かし始めると徐々に動かしやすくなる。
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2関節の痛み
主に手首や指の付け根、足の指など小さな関節がズキズキ痛む。安静にしている時(動かしていない)でも痛む。
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3関節の腫れ
炎症を起こした関節が熱を持ち赤くむくんだようにはれ上がる。触るとプヨプヨと柔らかい感触がある。
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4左右対称に表れる症状
右手と左手、右膝と左膝というように、左右両方の同じ関節(部位)に同時に症状が出やすい傾向がある。
※発症初期は片側だけ先に出る場合も見られる。 -
5全身の倦怠感・微熱
関節だけではなく、全身に「強いだるさ」や「疲れやすさ」を感じる。他にも微熱・食欲不振・体重減少など風邪に似た全身症状を伴うことがある。
合併症について
関節リウマチは全身性の関節炎の他に、間質性肺炎のような肺疾患などを合併することがあります。
治療・検査について
医師と患者の二人三脚で進める治療
現在の関節リウマチ治療が目指すのは、関節の痛みや腫れを抑え、病気の進行をコントロールすることです。
現状を維持するだけではなく、良好な状態へと導き、患者さんが日常生活を支障なく送れるようにサポートします。
当センターでは、標準的な薬物療法を行っています。また、必要な場合は呼吸器内科、膠原病内科と連携するほか、メンタル面のサポートにも対応。患者さん一人ひとりのライフステージや症状に合わせた治療を行っていきます。
薬物療法
リウマチ治療は薬によるコントロールが基本となります。
抗リウマチ薬といったリウマチの活動性を抑える薬を中心に、患者さんに合わせ必要な薬(例えば、消炎鎮痛剤やステロイド薬)、疾患コントロールが難しいケースでは生物学的製剤などの強い薬を使う場合もあります。
手術療法
リウマチによる関節の破壊が進行し、強い痛みで歩行や日常生活に大きな支障が出ている場合には、手外科、人工関節(肩・股・膝・足)、脊椎など各センターと連携して手術を検討し、必要に応じて行います。
治療の効果の確認や薬の副作用の有無などを見るため定期的に検査を行います。
血液検査
リウマチ特有の抗体や体内の炎症の強さや、投薬による副作用の確認などを行います。
治療の効果の確認や薬の副作用の有無などを見るため定期的に検査を行います。
画像検査

エコー検査
関節超音波(エコー)検査を中心に、レントゲンやMRIなどを用いて骨や関節の状態を視覚的に確認します。特に関節エコーでは初期の関節の腫れや炎症の状態などもリアルタイムで確認できます。
関節リウマチの他に皮膚疾患(乾癬など)や、消化器系の病気(潰瘍性大腸炎・クローン病など)に合併し、関節炎や腰痛をおこす脊椎関節炎にも対応しています。
骨粗しょう症
主な症状
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の密度が減ってスカスカになり、もろくなる病気です。初期は痛みがなく自覚症状がほとんどありませんが、進行すると背骨が潰れたり、わずかな衝撃で骨折したりして生活に大きな支障をきたします。「もしかして?」と思ったら、早めに骨密度検査を受けることが大切です。
骨粗鬆症の代表的な症状
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1身長の低下(背が縮む)
若いころより、明らかに身長が低くなったと感じる。健康診断や久しぶりの測定で2~3cm以上縮んでいる場合は、背骨が重みに耐えきれず潰れる圧迫骨折が進んでいる(いつの間にか骨折)代表的なサイン。
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2軽い転倒や衝撃での骨折や痛み
つまずいて手をついた、尻もちをついた、くしゃみをした、といった健康な骨なら折れないような「わずかな衝撃」で骨折してしまう。重いものを持った時に、腰のあたりがジワジワ、ズキズキと痛む。
特に「手首(橈骨)」「太ももの付け根(大腿骨)」「肩の付根(上腕骨)」「背骨(椎体)」に多く見られ、日常生活に大きな支障をきたします。
治療・検査について
医師と患者の二人三脚で進める治療
一度脆くなった骨も、適切な治療を続けて骨密度を上げ、強くしていくことができます。当センターでは患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療を進めていきます。
薬物療法
骨粗鬆症の治療で最も一般的な薬を使った治療です。
大きく分けて骨の吸収(破壊)を抑える薬、骨の形成(製造)を促す薬、骨の栄養を補う薬など、現在は沢山の治療薬があり、その中から患者さんのライフスタイルや骨の状態に合わせた選択をします。
食事療法
薬の効果を最大限に引き出すためには、毎日の食事で骨の材料をしっかり補給することが不可欠です。
運動療法
骨は適度な刺激を与えると、強く育つ性質があります。また、転倒を防ぐための筋力を維持することも非常に重要です。
当センターでは、ガイドラインで推奨されている「DXA(デキサ)法」を中心に、精密な骨粗しょう症の検査を行っています。
骨密度測定(DXA)法
DXA(デキサ)法は学会ガイドラインでも推奨されており、信頼性の高い骨密度検査です。骨折しやすい「腰の骨(腰椎)」と「太ももの付け根の骨(大腿骨)」の密度を直接測定します。仰向けに寝ているだけで痛みはなく、検査時間は5~10分程度。放射線量は胸部レントゲンの5分の1程度とわずかで体への負担が少ない検査です。

骨密度検査機器(DXA法)
血液検査(骨代謝マーカー)
採血を行い、血液中の成分を調べます。現在の骨のもろさ(骨が作られるスピードと壊されるスピードのバランス)を知ることが出来ます。
また、当センターでは、合併症の対策として歯科口腔外科とも連携し口腔内のケアにも力を入れています。
検査のみの受診も対応しています
「骨の健康」は、早期発見・早期治療で守ることができます。特に50代以降の女性や、生活習慣病(高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、慢性肺疾患など)をお持ちの方、上記のサイン(主な症状)に心当たりがある方は、一度当院の骨密度検査をおすすめします。
地域の先生方へ
当院は重点医療機関として、専門性の高い「診断」と「初期治療」を担い、地域の先生方との病診連携を推進しております。
「専門的な検査を行いたい」「初期の治療方針に迷う」といった症例がございましたら、ぜひお気軽に当院へご紹介ください。
当院で迅速に対応可能な専門診療
- リウマチの診断・治療
- ガイドラインに基づいた初期治療の導入(リウマチの抗リウマチ薬治療や、骨形成促進薬などの注射製剤など)
- コントロール困難なリウマチの治療、肺疾患などの合併症を併発したリウマチの治療
- DXA法による精密な骨密度評価(腰椎・大腿骨)
- 骨代謝マーカーの測定
- 骨粗しょう症の治療
治療安定後は、速やかに逆紹介いたします
当院の役割は、診断と初期の治療確立です。病状や処方の安定後は、速やかにご紹介元の先生(かかりつけ医)へ逆紹介のうえ、日常の継続診療をお願いする方針を徹底しております。
「高機能な検査だけを依頼したい」というご要望にも柔軟に対応いたします。先生方の“専門外来”として、ぜひ当院を積極的にご活用ください。多くのご紹介を心よりお待ち申し上げております。
予約申し込みの際はお電話、診察・検査申し込み書のFAX、WEB予約システムにて地域医療連携室にて承っております。