骨折治療センター

センターの特色

当センターでは、上肢、下肢の骨折から体幹、脊椎の骨折までのあらゆる骨折を取り扱っています。

最近増加傾向にある高齢者の骨折(大腿骨近位部骨折、手関節部骨折、上腕骨近位部骨折、脊椎椎体骨折など)は言うまでもなく、交通事故、労災事故などの高エネルギー外傷、緊急手術を要する開放骨折、神経・血管損傷を伴った骨折にも対処しています。

また、外傷後の後遺症である偽関節、変形治癒、感染および骨髄炎など、難治性と言われている病態にも積極的に取り組んでいます。これらには微小血管外科技術(マイクロサージャリー)や組織延長(イリザロフ法)といった特殊な技術を要する治療法が必要な場合があり、当センターはこれらを得意としています。

主な診療内容とその取り組み

外傷整形外科外来では、独歩で来院される患者様を、また救急医療センターでは、救急車により搬入される骨折患者様を診察し、迅速・正確な状態把握と治療計画を心がけています。できるだけ早期に社会復帰できるよう、熟練した術者と最先端の治療機器を駆使し、治療を行なっています。また、術前カンファレンスは頻回に行い、綿密な治療計画と治療に遅れが生じないように心がけています。